太鼓台について

宮入の順番
 辻地区には,山本西・中辻・大辻・山本東の4台の太鼓台がある。記述の順番は自治会が太鼓台を所有した古い順で,旧来はこの順番で宮入をしていた。現在では「1番←2番←3番←4番←1番」と毎年変わる。閏年が本来の順(1番・山本西),これが覚えやすい。なお,1番太鼓の頭は,道路使用許可申請や保険契約等,太鼓台運行の世話をしないといけない。
 神社の太鼓台の待機場所も本来の順で運行すると都合がいいようになっている。大辻がいちばん不便な場所で,おそらく3台あった頃に待機場所を決め,その後,山本東ができたが,大辻の後ろが空いてなかったので現在の場所に置くようになったのではなかろうか。
太鼓台運行
 神社集合の時間さえ合わせればいいので,往来や広場で統一行動をとる地区から見ると,かなりアバウト。(ここに書いた時間もアバウト,間違っていたらごめんなさい)
  • 宵宮
    1. 自治会内
    2. 神社(12:30〜14:00)
    3. 地区内
  • 本宮
    1. 12:30 神社御旅所前集合
    2. 本殿へ御輿を迎えに
    3. 御輿のお供で御旅所へ
    4. 神事後,再び本殿へ
    5. 投光器に点灯して無礼講
    6. 21:00〜 自治会内お礼参り
太鼓打ち
 太鼓を叩く役を「太鼓打ち」といい,基本的には小学校6年生がすることになっている---一生に1回だけ太鼓を叩ける---。大辻だけは本宮のお礼参り以外,2日間の全行程で小学生が叩いているが,他の3台は本宮の神社内だけらしい---他はだれが叩いてもいい---。従って,大辻の場合は生まれて初めて太鼓を叩くわけで,最初は音が小さかったりリズムが合わなかったりと,ちょっとツライ物がある。以前は全行程で小学生が叩いていたが,だんだん終了が遅くなり(当局の人に見られると困るのだが,25時を越えていた),翌日「大辻の子は授業中に寝て(爆睡)いる」と,学校からも言われていたので,適当な時間に帰すことにした。
 宵宮,早朝から他地区の太鼓台が動いていても,小学生が帰ってくるまで大辻だけは動かない(動けない?)。現在は祭礼を土日に行うのでさほど支障はないが,以前は若衆が迎えに行っていた---校長によっては帰らせてもらえなかった---。他地区の大人にきいたところ,大辻だけ迎えに来てくれて早く祭に行けるのが羨ましかったそうだ。
高張り提灯
 本宮の夜,太鼓台の前後に下のような提灯を持つ係りがついている。伝統・風流とかと勘違いしている人がいるようだ。この提灯は,「この範囲はうちのエリアだぞ」という標識で,太鼓台は前後の高張りの間から出ることはできない---神社の参道は細長いので前後にしか太鼓台は動くことができない---し,他の太鼓台がその中に入ることはとんでもないことである---前例があるかどうかは知らない---。
 これを使う時間帯は帰路についているときなので,前側の高張りは先の太鼓台の後側の高張りに付いて行けばいいが,後側は適当に間を開けて行かないと,「あ〜とへ返せ〜」なんて時に太鼓台が動けなくなって若衆に叱られる。

山本西太鼓台
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中辻太鼓台
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大辻太鼓台

山本東太鼓台

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